新居浜在住の写真好きがお届けする、すこーしマニアックな四国の観光写真

■よさこい礼賛① 高知の特殊性

■よさこい礼賛① 高知の特殊性

 四国四県のうち愛媛はしまなみ海道で広島と、香川は瀬戸大橋で岡山と、徳島は神戸・淡路・鳴門ルートで兵庫とつながっている。愛媛・香川・徳島の三県ではテレビ放送でもそれぞれ本州の県と長い間つながりを持ってきたし、瀬戸内海を利用した海の交通も盛んだ。瀬戸内海沿岸では工業が発達し、人口の多くもこのエリアに集中する。
 それに対して高知は高速道路などで他県とかろうじてつながってはいるものの基本的には周囲をすべて山と海に囲まれた閉ざされた土地だ。経済などの側面からみれば現状高知はやはり四国の裏側であり辺境だといえるかもしれない。

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 しかし視点をかえれば状況は一変する。南にむかって大きな弧を描く地形を見てもわかるように高知の土地は太陽に対しても海に向けても大きく開かれている。辺境であるにもかかわらずどことも馴れ合わない強さを持ち、他のどの土地よりも外にむかって開かれているという逆説、面白い土地だ。多くの偉人を輩出したのもこのあたりと無縁ではないかもしれない。
  

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 また高知には昔から南国のイメージがある。実際平均気温が高く米の二期作が可能だったり台風が頻繁にやってきたりもする。桜の開花も国内で一二を争う早さだ。夏はもちろん暑い。だが高知の暑さは実際の数値は別にしてさわやかな感じがする。東京のオフィス街の暑さがどうしようもなく不快なのに対して、なぜか高知の暑さは許せるっていうか受け入れられるって感じだ。辺境でありながらどこよりも外に開かれた南国の地、こういう土地柄だからこそよさこいがぴったりはまった、そういうことがあるのかもしれない。

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